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7月, 2017の投稿を表示しています

6日目:フィゲラス ダリ美術館見学(その2)

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キャデラックの上に鎮座する謎の人物 グラディエーター時代の衛兵のようにも見える 入場してすぐ中にはの車のオブジェがお出迎えしてくれます。ここで人が溜まってしまって身動き取りづらいことこの上なし。中庭に面する建物の窓からはオスカー像ぽいオブジェが見下ろしてきます。また中庭に面するメインホールは建物屋上まで及ぶ大きなガラス窓越しに中庭から観ることができます。こちらの車のオブジェには有名な仕掛けが施されています。お金を入れると車内で雨が降るというシュールな仕掛けがあり、せっかくなので硬貨を投入し、作動させてみた様子が以下の動画になります。 外の天気自体が悪くてあまり良くわからないですが、車内が雨ざらし状態になってますね。私のポケットマネーで周辺の観光客もこの余興を楽しんでくれたみたいで何よりです。見学冒頭から不思議な世界観に突入して、いちいち考えてたら見て回れなさそうなので、先に進むことにします。きっと考えても理解はできないと思うし、「へぇ〜」とか「うわぁ」「え”?!」とかリアクションしながら圧倒されながら観て回るのが素直に楽しむ方法なのだと理解して、身を委ねることにしました。ただ思ったのが、ガイドをお願いして作品に紐づく逸話とか色々聞きながら回ると面白そうだな、というのは感じました。実際に年配の日本人ガイドさんと一緒に回っている日本のご夫婦がいらして、聞き耳を立てていると面白そうなお話をしていたので、これから行かれる方は検討してみてはいかがでしょうか。 グリコ状態のオスカー像たちに包囲されます それにしてもこの作品のメンテナンスとか大変だろうな、と。 これは後から観ると何がなんだかわかりません メインホールにど〜んと飾られた作品 カッと目を見開いた女性?ミイラがピアノに寄りかかっていますね 対面にモザイク画が。あの有名な大統領ですね アリストテレスだったか昔の賢人の頭から引き出しが。 アタマからアンテナ張りまくり。さすが賢人です 有名なメイ・ウェストの唇ソファ 台の上に登って見下ろすと顔に見える、までの様子 メイ・ウェストの唇は、台の上から見下ろすのに10分ほど順番待ちが必要なほど混み合ってました。部屋も狭く順番...

6日目:フィゲラス ダリ美術館見学(その1)

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朝食 COMO Restaurante & Café, Sants Estació 昼食 Restaurante Churraskita de Figueres おやつ - 夕食 Zarautz 今日はバルセロナを初めて離れて日帰り旅行です。モンセラートに並んでバルセロナから立ちよる人も多そうなフィゲラスのダリ劇場美術館へ向かいます。バルセロナからは急行列車でおよそ一時間の道のりになります。美術館開場と共に入場するのを目指してホテルを朝7時には後にしました。列車の始発駅とならサンツ駅へはホテル近くのバス停から一本で行くことができます(H10に乗りSants Estacioまで)。平日の朝でしたが通勤ラッシュ等による渋滞も起きておらず、時間に余裕を持ってサンツ駅へ到着!駅構内のカフェで朝ご飯を取りました。行きの切符は既にネットで予約済みでしたがカウンターで発券してもらう必要があります。改札口近くのインフォメーションカウンターのようなところで発券してもらい無事に目的の列車に乗車完了です。ダリ劇場美術館へのアプローチ方法は二種類あって、RENFEで行く西側からのアプローチ(Figueres Vilafant駅に着いてバス)か、準急で行く東側からのアプローチ(Figueres駅について徒歩)があります。私たちは行きは西から、帰りは東からのルートを取ることにしました。時間的余裕があれば、途中下車してジローナにもよろうかな、と思っていたため。RENFEの方が若干料金高いようですが速いので時間節約も兼ねてます。 がらがら 特に検札はなかったです 列車は空いていて出勤の人や観光客、学生さんなどまばらにいる程度で快適でした。検札なども特になく景色を眺めているとアッという間にフィゲラスに到着です。 降りる人もそれほど多くなく。 顔芸の先駆け 到着駅の内装がダリさんの変顔を色々ドアップにしたポスターで飾られており、雰囲気を盛り上げてくれます。到着駅で下車した人たちとは、ほぼそのまま到着駅前から美術館最寄り(と言いつつ結構遠い)まで行く路線バスでご一緒しました。バスは列車との接続を考慮してくれているのか、バス停で我々の到着を待っていてくれました。ちなみにこの日は雨予報で朝から小雨が...

5日目:サクラダファミリア&サンパウ病院見学(その5)

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この日の夕食難民になりかけました。 夕食前に寒さに耐えかねて上着を買いにスペインが本場であるZARAへ行きました。ユニクロがあれば、そっちへ行こうと思いましたが、ちょうどオープン準備中とのこと。今秋にスペイン初店舗が Paseo de Gracia にできるそうです。巷のファッションをみると革ジャンを着こなす人が多く、うちの奥さんも革ジャン購入。翌日のダリ劇場博物館への日帰り旅行でも小雨降る中で大活躍しました。 まずは他のブログでも紹介されていたLa Palmeraへ行ってみました。席も空いており案内頂いたのですが、お店が暗く、お客も少なく、店員さんが無愛想だったので、ちょっとテンション下がってしまい、注文前に考え直して別のお店を探すことにしました。他の方の評価では悪くなかったのですが、タイミングが悪くなかったのでしょうかね^^; 前日と同じEl Mercader de l'Eixampleにしようとも思いましたが、せっかくなので別のお店がよいので、20分ほど歩き回りました。Cerveseria Catalanaの前も通りましたが、いつもここは人が路上まで溢れかえっていますね。ものすごい人気です。ちょっと近寄りがたいですね、他のお店と何の差があるのでしょうか?ディスプレイとか観光客にとって分かりやすくなっているのかな。結局、その混雑から1ブロックほど離れたところでLa Bodegueta Provençaという明るく、ほどよく賑やかなお店を発見!ここに決めました。 夕飯のズッキーニ&ドライトマト&アボガドのサラダ。うまい! お店を変えて本当に良かった お野菜不足を補うために緑のもの多めでメニューをチョイス、と思いきやクロケットとかの食べ比べもしたかったので(ここに至るまでクロケット=しょっぱい、だったのでそれが普通なのかを知りたく)、茶色目の料理もオーダーしました。ここのクロケットは「塩っぱい!」ということもなく美味しく頂けました。La Font del Gatのクロケットが特別塩っぱかったというだけの話だったようです。あてもなくフラッとお店の前を通りかかって入った割には、とても良いお店でした。おすすめです。 バケットにリゾット、クロケットを更にオーダーしました どれも美味でした 今日は観光でも終日歩...

5日目:サクラダファミリア&サンパウ病院見学(その4)

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サクラダファミリア近くのレストランでランチをしました。2時近くであったため、日本人感覚ではちょっと遅めランチですが、バルセロナっ子にとってはまだまだランチ時間のようでお客さんはいました。その人たちも観光客かもしれないですが。バルセロナ近くのレストランという立地条件から、大勢の観光客を嫌って地元の人たちからは敬遠されている、という話をよく聞きます。お店側も黙っていても観光客がお客さんとしてくるものだから、商業主義に走ってクオリティが低いお店も多いとか。ただこのSNS時代では、口コミの影響力によって、そういったお店も自然淘汰されるのかもしれないです(なのでレビューサイトのステマが蔓延るのか)。前置きが長くなりましたが、コチラのお店は心配いりませんでした。とても美味しく、お店のインテリアも綺麗かつ壁面のイラストが味わい深く好感が持てました。 キーーン   アラレちゃんのイラスト。しかも粗い 隅っこには悟空とクリリンが。天下一武道会の頃ですね 味つけも控え目で日本人好み! サクラダファミリアで思いのほか時間を費やして3時過ぎから次の目的地であるサンパウ病院へ向かいます。 サンパウ病院は他の観光地に比べて観光客がかなり少なかったですね。時間がやや遅めだったことも手伝っていると思いますが。全体的に観光客が少ない中でも日本人観光客の割合が多かった気がします。 サンパウ病院に着いた頃には空模様はあいにくの薄曇りで、写真映りがイマイチでした(私のスキルのせい)。それでもつい最近まで機能していた施設が世界遺産登録されているなんて、とても不思議な感じがしました。世界遺産ってすごく古いものというイメージを勝手に持っており、タイムスリップした感じ、とでもいいましょうか、なんというか。 モンタネールさん 空撮  じゃなくてミニチュア 病院内の展示エリア ガーゴイルが見守ります 手術室だそうです。外光が入って曇り空でも明るいです。 見学エリアのところどころでも、まだまだ働いている人がいて、関係者以外立ち入り禁止エリアがそこかしこにありました。 サンパウ病院見学中にカメラのバッテリーが切れて、この日は撮影終了です。サンパウ病院見学後はサンパウ病院横のバス停からバス...

5日目:サクラダファミリア&サンパウ病院見学(その3)

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生誕の塔に昇りました。エレベーターを使って昇ります。このように金属製の筒が唐突に石造りの壁から露出しています。予約制ということもありそれほど待たずにエレベーターに乗ることができました。一度に乗れるのは6~7人くらいでしたね。一段のエレベーターでひたすらピストン輸送です。 それほど待たずに乗れました 6歳未満は登れません、16歳未満は大人同伴で、とのことです 以下にもエレベーターといった感じのチューブ状 エレベータを登るとそこは、工事現場でした 塔の間に渡された長さ10mもないくらいの橋の上(幅はすれ違うのがやっと)で、次のエレベータの一団が来るまでの時間過ごせます(後続を邪魔にならないようにやり過ごして少し長いすることもできなくはないですが)。けっこう忙しない感じであまり落ち着かなかったです^^;;  追われるようにして下りの階段へ。 もちろん良い景色も見えたのでひと安心 逆さサクラダファミリアが見える池を見下ろします これはなんのオブジェだろう 下りの螺旋階段。手すりもなく、結構な落差なので 確かに小さい子は無理ですね この螺旋階段がご覧の通り結構な長さで続いており、後半は目が回ってきました。階段途中には聖歌隊が入る2階の部分への出入り口があったりします(立ち入ることはできませんが)。正味15分くらいでしょうか、塔の見学は急かされるようにして、アッと言う間に終わりました。 歩き疲れたので塔見学の後はお祈り席の椅子に座って雰囲気を楽しみながら時間を忘れてゆっくり過ごしました。その後、受難のファサード側を見学。生誕のファサード側に比べて彫刻は現代アートっぽくなっており新しさが際立ちます。こっちもこっちで人は多かったですね。 受難のファサード側の案内板 各オブジェの配置図が記載されています はりつけにされたキリストとヴェールを差し出すベロニカ 2026年のガウディ没後100年に向けて、作業を急ピッチで進めているようで、その予定されている催しや作業の様子などが地下工房などで目にすることができます。写真を撮り損ねましたが、作業中の職人さんをガラス越しに生で見ることができますよ。 こちらが2026年に向けた計画を紹介したオフ...

5日目:サクラダファミリア&サンパウ病院見学(その2)

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私たちは9:30入場、塔に昇るのを11時過ぎ、で予約しました。なので入場後まずはゆったり見学する事ができました。遅め(お昼近く)の時間に比べて、人が比較的少なそうな午前早めの段階で聖堂のエリアを見て回ることが出来たので結果的に今回の時間帯選択がちょうど良かった感じです。 ゲートくぐって正面入り口右手にオーディオガイド受付カウンターがあるので、まずはそこで端末を受け取ります。日本語ガイドを無事ゲットできました。この端末が出払ってしまってゲットできないとかってあるのですかね。そのあたり不明ですが、サクラダファミリアに限らず、夜型な欧米の方々に先んじて早め早めに行動した方が良い環境で観光ができそうですね。 こちら愛徳の門の扉が下のような感じ 途中から色が変わってます 必ずつがいで彫刻されています 動き出しそうですね まず目に飛び込んでくるのは生誕のファサード入り口である蔦の門。後から知ったのですが、こちらは日本人彫刻家・外尾悦郎氏が制作したそうです。この方、サクラダファミリアの主任彫刻家とのことです。蔦やその合間を這う昆虫たちに見入ってしまいました。 この門をくぐるとこちらの空間が待ち受けていました。 記憶にはないですが、間違いなく口を開けて見上げながら、しばらく立ち尽くしていたことと思います。私に限らず、ここに足を踏み入れた人みんなそんな感じでしたが。 もしここでミサの聖歌を聴けたら、それはそれは感動モノなのでしょうね。こちらが数年前にローマ法王がサクラダファミリアを訪れた際の映像です。サクラダファミリアが正式にバシリカ「教会」として認定された儀式とのこと。   2階席にも聖歌隊がぎっしり入って歌ったそうです サンタ・マリア・デル・マル教会の天井も高くて足がムズムズする感じを覚えたくらいですが(煤で汚れて仄暗かったのも手伝って余計)、こちら内装も新しく明るく天井までくっきりハッキリ見えて、更に高さを感じました。 中央から祭壇方向の眺め 見取り図模型 高い天井はこの立派な柱で支えられています 柱上部が有名な逆さ吊り構造でしょうか 主祭壇の前にはお祈り専用の席が用意されています せっかくなのでお祈りをして...